イャオエコの図書館 超常の存在

§ 三. アリュゼル神族

 アリュゼル神族は物質世界たるアリューザ・ガルドを創造せしめた神々であり、世界を存在・存続させる力を行使し続けることでこの世界は今も成り立っている。

 太古の昔、“超存在”――すべてにしてひとつのミルド・ルアンの体から彼らは生まれた。
 だが、アリュゼル神族達は次元の彼方に飛ばされてしまったのだ。それから気の遠くなるような時間を経て、アリュゼル神族は原初世界に帰還した。その際に“原初の色”が世界にもたらされ、それが世界を彩っていくのだった。
 アリュゼル神族は原初の世界の支配者たる古神達と戦った。それが“神々の戦い”である。古神を追放した後にアリューザ・ガルドを創り上げた。また、それまで古神達に支配されていた原初世界の人間達を解放し、彼らをディトゥア神族へと昇華せしめた。

 その後、忌まわしき“大暗黒紀”を経て、アリュゼル神族は世界の運行をディトゥア神族に託した後、“天界《アルグアント》”へと姿を消す。
 アリュゼル神族がアリューザ・ガルドに顕現することはもはや無いと思われる。あるとすればそれは、世界の存亡に関わる事態が勃発した場合のみだろうか。

ヴァルドデューン
 天帝。“冥王”ザビュールの兄。
 アリュゼル神族を統率し、ディトゥア神族の指揮を執る、すべての頂に位置する至高神。

フルーウェン
 天帝の妃。すべての生命の源。
 幽想の界《サダノス》と繋がりがあるとされるが定かではない。

ラインリース
 大地の神。大地の存在を司る。

ストゥート
 海神。水の存在を司る神。

レイザンディア
 魔力の神。“原初の色”の集合体である太陽をも司る。

ノルスニーム
 月の神。月と、夜すなわち休息を司る。夢の世界の創造主。

レオウフィック
 扉の神。諸次元へと繋がるあまたの“次元の扉”の守護神。

トゥファール
 力の神。世界の存在意義そのものを与える。現時点、アリュゼル神族において唯一アリューザ・ガルドへ干渉している。(自分の使徒を使って)

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